The Toyohira River and a research working group

今日は豊平川の勉強会というのがあって,その前に豊平川を案内してもらいました.

そもそも何の勉強会かというと,豊平川の上流,橋でいうと南22条橋とかその上流のミュンヘン大橋より上流では,河床低下(川底がどんどん下がって行くこと)が進行して,橋のピア(橋脚)や地下鉄が危ないそうです.そこで,これをどうしようかということを集まって議論しようということだそうです.

勉強会の前に,現地を案内してもらいました.

最初に石山のもっと上流にある発電用の茂岩ダム



このような比較的小さな発電用のダムが大きな豊平峡ダムの下流に何個かあって,土砂を止めているので,下流の河床低下の原因になっているのではないかとのことです.




ダムの貯水池の土砂は何年か毎に浚渫して堆積状に積んであります.非常に細かいシルト分から砂利まで含む粒度構成の広い土砂です.




ダムの下流は顕著に河床が低下しています.余談ですが,紅葉もきれいでした.




これはミュンヘン大橋上流の河道の様子です.低水路が低下して,護岸の基礎が見えて危険な状態になっています.一方,コンクリートブロックの部分には土砂が詰るように堆積してます.




これは分りにくいですが,河川管理者が河床低下防止用に自然石をアーチ型に組み合わせて作った床固め工だそうです.このような構造物の効果についても勉強会で研究していくそうです.

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